『はちどり食堂』から vol2

 九十九里で暮らすことの楽しみ。それはそこらじゅうに「ART」があふれていること。
 暮らしの中に「ART」があるって素敵ですよね。海、里山、森、田園風景、星空、鳥や虫の合唱。ものづくりをしている人もたくさんいるし、サーファーたちがいる海はまさに「ART」。
 私はきっと暮らしの中に「ART」がなかったら、死んでしまうんだろうなってちょっと大袈裟ですが、人が豊かに生きるためには食べることと同じくらい必要なビタミンだと思っています。美術館に行ったりすることも好きで、家には必ず絵や自分が好きな作品を飾っています。
 九十九里に越してきた時「いつかこの街をARTであふれる豊かな街にしたい」そう思いました。
 私自身、書を書いたりして自分の内側に広がる世界を表現することが好きです。そして、はちどり食堂そのものが私の作品でもあります。お料理、イベントやワークショップなど、どれもいつもワクワクしながら作り上げています。

 私にとって一番大切なのは「ワクワクすること」。
 食堂をやろうと思ったのも、「たくさんの人がワクワクしながら集まってくる場所が作りたい」そんな思いが大きかったです。ワクワクする食堂、ワクワクするおいしいもの、ワクワクするイベント、ワクワクする出会い。そんなワクワクの中心にいつもあるのが「ワクワクするおいしいごはん」。
お店の一番人気のメニューは「塩から揚げ」。
 千葉県産の鳥肉を使い、お塩は旭市で海水を薪と平釜でじっくりと炊き上げた手造りのお塩を使っています。私はこのお塩を「魔法のお塩」とよんでいます。ウチのお料理には欠かせない調味料。
 そして、もうひとつの人気メニューは「恋するおむすび」。
 「恋するおむすびって、これを食べると恋しちゃうんですか?」って聞かれますが(笑)、私が恋した食材で作ったおむすびなので『恋するおむすび』なんです♪MINOWA RICE FIELD(松尾)の合鴨無農薬米、清左衛門(横芝光町)の在来種の無農薬古代米、そして「魔法のお塩」を使って作っています。
 恋をすることは男性も女性も、そして大人も子供もとっても大切なことです。だって私は「人は恋するために生まれてきた」そう思っていますから。食材を選ぶ時に「安心か?安全か?」だけではなく「恋したおいしいもの」を選ぶようにすると、楽しいですよ。お料理をするときとっても「ワクワク」して、そしてそれを食べてくださった方が「おいしい」と言って笑顔になったとき、その瞬間「キュン♡」としちゃいます(笑)皆さんにもこの「キュン♡」とするおいしさを味わって欲しいと思います。

 「はちどり食堂」の「ワクワク」をひとつの運動として九十九里に広げて行こうと考えています。九十九里に引っ越してきた時からやりたいと思っていたプロジェクト。
 九十九里が「ワクワク」して、そしてたくさんの人が豊かになる「空家再生プロジェクト『AKIYA99』」をやっていきたいのです。実はこの「はちどり食堂」そのものが、空家再生の第1弾。以来、ずっと「こんな空家再生がやりたい!」と言い続けてきたら、動き出してきました!
 九十九里の住民コミュニティ「コレカラ99」が11月10日(日)に開催する「ミライ総選挙」で、このプロジェクトの発表をすることになっています。やりたいことをカタチにしたい人、そしてそれを応援したい人をつなげる「ミライ総選挙」で、ぜひ応援、そして1票をいれてください。

〈寄稿〉太田直美
1970年生まれ 愛知県出身
はちどり食堂オーナー、書家、カウンセラー
『はちどり食堂』九十九里町小関2264
木・金定休 http://hatidori.jimdo.com/

http://korekara99.net/projects/election/#election-list


※記事は発行当時のものです。