東金の町のかつてのランドマークだった『多田屋書店」あとを拠点に活動を始めた岡田さんと田中さん。
　この春はじめて東金市にやって来ました。彼女たちのミッションは、商店街に新しい風を吹き込んで元気にすること。
　５月から暫くの間、市内田間にあるワンデイ・シェフの店「カフェ・コイノニア」に出店しながら、キッチンカーで販売先を探して道の駅などに出店していました。
　東金商店街にある「カフェ・サントス」が不振のためオーナー・チェンジとなって、相談を持ちかけられると、持ち前のバイタリティとアイデアで新メニューをプロデュースすることになりました。商店街の老舗パン店「木村屋ベーカリー」のロールパンに、向かいの建物の「新井精肉店」の焼き豚をサンドしてセットメニューを考案。近所の老舗茶舗「西川園」のお茶もメニューに加えました。地元産の野菜を使ったバターチキンカレーも人気メニューになりました。
　知らない町で飲食を始めるのは容易なことではありません。勝手の分からない中で、決して予定通りにはいきません。秋の台風の時などは心細い思いもしました。
　それでも、地元を知らない二人にとって、当地のお店や食材との出会い、お客さんとの触れ合いはとても新鮮で刺激的。お休みの日はキッチンカーでガソリンスタンドに出店したり、週末の地域イベントに参加したり、お店だけにとどまらず積極的に外に出て行っています。他にも城西国際大学の留学生と連携してタピオカドリンクをプロデュースしたり、近くの「ダイニングバーＫＪ」とコラボして婚活イベントを開催したり、たくさんの人と交わって、どんどんファンの輪を広げています。